あの人は絞り出すうめき声をあげる 私の手は暗闇をつかんではなさない 冷たいところを熱くする作業を繰り返す 私はいつもその役目をはたす あの人の目はいつでも物悲しそうで 見つめる物欲しげな私の視線に気付かない でも振り絞るあの瞬間に爆発するための 私はいつもその役目をはたす これは愛なのだろうか それとも消費なのだろうか とにかく役目のあるあいだは 一緒にいようと思うのだ
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