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クンニリングス
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クンニリングスが嫌い。あんな汚いところをなめさせることなどもってのほか。私は自分の性器がすごく汚い物だと思っている。 好きな人とはセックスできない、大好きな人にあんなことをさせられない、という持論があって、どうでもいいそれが目的なだけの相手とならなんでもできる。クンニリングスさえも。 ものすごく大事にしてくれる人がいて、精神的にも性的にも満足できる関係がもしあったら、私は今までの悲しみや苦しみから解き放たれて、幸せになれるのだろうか。けれど、それに依存しそうで怖い。そう、もし方向を間違ったら。私はきっとねじ曲がった性癖のとりこになり、それを手にいれるため手段を選ばず求め続けるだろう。それほどまでに、飢え、悲しんでいる気持ちのやりばに困っているのだ。それが男性への復讐、憎悪に変わっていく日々の妄想に自分でも呆れている。 女性とのセックスはとても気持ちがいい。ただ、その時もクンニリングスはできない。女性のアソコは汚い。でも、取り去ってしまうわけにはいかない。なぜならば、汚い物を出す口で、汚い物を受け入れる口だから。もしアソコがなかったら、私の中から分泌されるいろんな物の出口がなくなってしまう。 私は自分の、性欲、悲しみ、憎悪、男性、そんな物を受け入れたり、排出できる性器を、そのためこそに取って置きたい。ちなみに、生殖には興味がない。 |
Presented by
Megumi Hinokiyama
ehmail@ingjapan.or.jp